開催報告

第19回ビジュアル情報処理研究合宿(VIP2019)の開催報告です。
今年度は、2019年9月21日(土)~23日(月)の3日間、埼玉県県民活動総合センターにて開催されました。

企画紹介

今年度は「NEW STAGE」を全体テーマを設定しました。ビジュアル情報処理研究合宿は、進学や就職といった新しい人生のステージに向かう学生が集まる合宿です。今後の研究相談や就活といった内容から、人生相談やさまざまなコネクション作りまで、幅広い経験ができるよう様々な企画を用意しました。

    アイスブレイク

    参加者には開会式の段階で5つのグループに分かれ着席してもらい、まず積み木式自己紹介を行ってもらいました。また、乾麺のパスタ、テープ、ひも、マシュマロを使って自立可能なタワーをたてる「マシュマロ・チャレンジ」に挑戦していただきました。初対面の参加者同士にも関わらず積極的な交流が行われ、大いに盛り上がったアイスブレイクになりました。

      ポスターセッション

      1人あたり40分の持ち時間で、自身の研究をポスター発表形式で発表していただきました。(発表題目一覧)また、各セッション開始時に各人90秒のファストフォアードで研究の概要を説明してもらうことにより、聴講者が気になる研究をあらかじめ把握できるようにしました。

        社会人セッション

        5名の社会人、教職員の方をお招きし、はじめに自己紹介プレゼンをしていただき、その後学生を囲んでざっくばらんな座談会を行いました。学生からは多くの質問が寄せられ、貴重な機会となりました。お話いただいた方は以下の通りです。(順不同・敬称略)

        • 町裕太(株式会社ウサギィ)
        • 本田司(株式会社ジオクリエイツ)
        • 類地孝介(ファイブ株式会社)
        • 床井浩平(和歌山大学)
        • 久保尋之(奈良先端科学技術大学院大学)

          懇親会

          2日目の夜には、社会人の方や教職員の方々にも参加していただき、懇親会を開催しました。逆ビンゴやお絵かきリレーなどのゲームを通して、参加者同士の親睦を深めました。

            グループワーク

            本年度は「badポスターをgoodポスターに」と題し、グループごとに割り当てられた論文を読み、共同でポスター発表を行ってもらいました。4時間という短い時間で、どのように論文の要点を抑え、ポスターデザインをまとめ切れるかがポイントになりました。各自のポスター作りのこだわりがぶつかり合う、活発なグループワークになりました。

            ポスターセッション表彰者一覧

            今年度も参加者による投票の結果を基に贈呈する「VIP Award」、および協賛企業の株式会社ウサギィ様より贈呈される「ウサギィ賞」、株式会社ジオクリエイツ様より贈呈される「ジオクリエイツ賞」の計3部門で表彰を行いました。 受賞された方には表彰状と記念品がそれぞれ贈られました。受賞者は以下の通りです。

            発表題目一覧はこちらよりご覧ください。

            VIP Award

            最優秀賞

            岩瀬翔平(早稲田大学)「音声入力による個性を反映した歌唱時の表情アニメーション生成」

            優秀賞

            古川真帆(東京工科大学)「バトルロイヤルゲームの練習モードにおける人間操作を模倣するキャラクターAIに関する研究」

            敢闘賞

            山田章登(東京農工大学)「紙工作におけるのりしろと作成手順の最適化」

            運営・教員特別賞

            佐藤葵(東京工科大学)「昆虫の視覚の推定とその可視化」

            ウサギィ賞

            最優秀賞

            田中啓太郎(早稲田大学)「Deep clusteringを用いた入力楽器を限定しない楽器アクティベーション特定」

            優秀賞

            横山和明(愛知工業大学)「連続指文字データにおけるインデクシング手法の検討」

            ノミネート

            川口颯斗(愛知工業大学)「色および深度情報を用いた視覚障がい者歩行支援技術の検討」
            平塚愛(東京農工大学)「旋光性による干渉色の制御」
            大上俊(法政大学)「絵画鑑賞時における視線動作からの感性推定」

            ジオクリエイツ賞

            大石涼火(東邦大学)「セマンティック画像を用いた多様なインスタンスを含む画像生成」

              最後に

              最後に、本合宿にご参加頂きました全ての学生ならびに教職員・社会人の方々に運営委員一同心から感謝いたします。 また、本合宿の開催に際して画像電子学会、芸術科学会、ADADA Japan、映像情報メディア学会、CG-ARTS 協会からご後援を、 また株式会社ウサギィ、株式会社ジオクリエイツ、ファイブ株式会社、株式会社リンクス、株式会社EBILABよりご協賛いただき運営を行いました。この場を借りて改めて厚く御礼を申し上げます。