ビジュアル情報処理研究合宿(Visual Information Processing Camp: VIP 合宿)は、ビジュアル情報処理分野を研究する全国の学生のための研究合宿です。
今年で 18 回目を迎える本合宿は、ビジュアル情報処理分野における技術革新に伴い、画像処理や CG などにとどまらない多様な研究分野の発表が行われています。VIP合宿の2017年の開催報告はこちら、また2016年の開催報告はこちらをご覧ください。
VIP 合宿には 2 つの特徴があります。
1 つ目は、学部から博士課程までの学生が、研究成果にこだわらず、率直な意見交換が行えることです。研究を始めたばかりの学生は、発表や質疑を通し、自身の研究に対する理解を深めることができます。経験の長い学生は、分野の異なる学生や成長段階の学生に対して発表することで、伝える力を高めることができます。
2 つ目は、他大学の学生や教員、そして社会人の方々とともに過ごすことで、自由な交流ができることです。3 日間の合宿で仲間を増やし、刺激しあうことで、皆さんの今後の学生生活や研究活動の糧になることを願っております。
最後に本合宿は、画像電子学会、芸術科学会、ADADA Japan、映像情報メディア学会、CG-ARTS 協会からご後援を、また株式会社ウサギィ、よりご協賛いただき活動を行っています。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
前回の VIP 合宿は、2017 年 9 月 15-17 日に埼玉県県民活動総合センターで開催されました。参加者は 68 名で、そのうち学生 62 名、社会人(OB、OG ほか) 6 名での開催となりました。詳細な開催報告はこちらにあります。
VIP 合宿は、2001 年の研究室合同合宿より、これまでに 17 回開催しています。
全国の学生・教員、VIP合宿を経験したOB・OGの方々と自由に意見交換や議論を行える場です。
企業で活躍されている社会人の方をお招きし、社会人生活や仕事内容などについてご講演していただく場です。
参加者同士の交流の第一歩として、昨年は自己紹介と地図づくりカードゲームを実施しました。
グループにわかれ、昨年は技術要素とビジネス領域を結び付けたサービスを考えるアイディアソンを実施しました。
ビジュアル情報処理に関連する主な分野やキーワードです。もちろん以下の分野に限らず、あらゆるテーマを研究する方々の参加も歓迎します。
06/04(月)よりVIP2018の参加登録(ポスター発表申込)の受付を開始しました。学生の方でポスター発表申込を希望される方、並びに社会人・教職員の方で参加を希望される方は、開催概要をご確認の上、下記リンクの登録フォームより必要事項をご記入の上、登録をお願い致します。
登録後、運営委員会から確認のメールを送信いたします。また予稿登録開始時やその他ご案内を受付時に登録されたメールアドレス宛に送信いたしますので、
「info [at] vipcamp.org」および「vipcampstaff [at] gmail.com」からのメールを受信できるように設定をお願い致します。
assignment参加登録フォーム
参加登録受付〆切: 07/06(金) 07/20(金)
予稿の投稿フォームについては、参加登録されたアドレスに随時「[VIP2018]予稿投稿について」のタイトルでお送りするメールにアップローダのリンクと パスワードを記載しますので、ご確認の上期日までにアップロードをお願いいたします。アップロードに関するトラブル等ありましたら運営委員会までご連絡ください。
予稿投稿受付〆切:
このページでは、VIP合宿に参加される皆様へのお知らせを行っております。
予稿のフォーマット指定は以下のとおりです。
予稿のアップロードは登録時にお送りした個人ごとのアップロードURLにアクセスし、指定のパスワードを入力してログインの上アップロードをお願い致します。アップロードのファイルサイズは1ファイルあたり20MBまでとなっておりますので、ご注意ください。アップローダにログインできない、アップロードに失敗する等のトラブルがありましたら実行委員会までご連絡ください。
なお、アップロード後にデータの差し替えを行う場合は適当なファイル名に変更の上、再度アップロードしてください。締切後に運営委員会で最新バージョンのファイルを採用いたします。
ポスターセッションで使用するポスターは1枚までとし、A0判もしくはB1判で作成してください。フォーマットの指定はありませんので、各自で印刷の上、当日現地までお持ちください。 なお、補足資料としての個人所有のPCやタブレット等の機器の使用については制限しておりませんので、デモ等を行いたい方は必要に応じてご使用ください。 ただし、運営委員会では電源等の提供は行っておりませんので、各自でご用意くださいますようお願い致します。
VIP合宿では多様なバックグラウンドの方々が参加するため、自己紹介の補助としてぜひ名刺を持参しましょう。
グループワークで使用したスライドはこちらからダウンロードできます。
グループワークの発表スライドのテンプレートはこちらからダウンロードできます。
皆さんでまとめていただいた発表スライドはこちらからダウンロードできます(パスワード付き)。
第18回ビジュアル情報処理研究合宿(VIP2018)は、2018年9月22日(土)~24日(月)の3日間、埼玉県県民活動総合センターにて開催されました。
今年度は「研究を、始めよう」という全体テーマを設定しました。研究は、自分の興味関心にしたがって、「いまだこの世に存在しない新たな価値を生み出す」という意味で、将来アカデミック、ビジネスのどちらの道に進んだとしても役立つ経験です。本年度は例年よりも学部生が多かったため、「どのように研究をはじめるか?」という部分に焦点を当てました。この目的を達成できるように、今年度も様々な企画を用意しました。
参加者には開会式の段階で7つのグループに分かれ着席してもらい、その後グループ内で運営から提示したテーマに沿って自己紹介をしていただきました。またグループごとに協力して口頭のみで手持ちの地図を伝え、お互いに地図の絵を描いて完成させるゲームを行うことで、初対面の参加者同士のアイスブレイクを図りました。
1セッション90分を前半・後半に分けて一人あたり45分の持ち時間で自身の研究発表を行いました(発表題目一覧)。
また、各セッション開始時に各人1分間のファストフォアードで研究の概要を説明してもらうことにより、聴講者が気になる研究をあらかじめ把握できるようにしました。
6名の社会人、教職員の方をお招きし、はじめに自己紹介プレゼンをしていただき、その後学生を囲んでざっくばらんな座談会を行いました。学生からは多くの質問が寄せられ、貴重な機会となりました。お話いただいた方は以下の通りです(順不同・敬称略)。
2日目の夜には、社会人の方や教職員の方々にも参加していただき、ビンゴやクイズを通して参加者同士の親睦を深める場として懇親会を開催しました。
本年度の全体テーマと同様に「研究を、始めよう」と題し各グループ毎、トップカンファレンスに通った特徴的な論文、「Crazy Paper」を読み、調べた内容を5分に要約し、発表しました。4時間という短い時間でいかに要点を抑えてまとめ切るかがポイントでした。グループで読むことで、お互いの知識を補完しあい、また話し合いながら進めることで1人で読むよりも効率的に内容を把握できることを実感しました。
今年度も参加者による投票の結果を基に贈呈する「VIP Award」、および協賛企業の株式会社ウサギィ様より贈呈される「ウサギィ賞」、ファイブ株式会社様より贈呈される「ファイブ賞」、株式会社ジオクリエイツ様より贈呈される「ジオクリエイツ賞」の計4部門で表彰を行いました。 受賞された方には表彰状と記念品がそれぞれ贈られました。受賞者は以下の通りです。
最後に、本合宿にご参加頂きました全ての学生ならびに教職員・社会人の方々に運営委員一同心から感謝いたします。
また、本合宿の開催に際して画像電子学会、芸術科学会、ADADA Japan、映像情報メディア学会、CG-ARTS 協会からご後援を、 また株式会社ウサギィ、ファイブ株式会社、株式会社ジオクリエイツ、株式会社スリーディーよりご協賛いただき運営を行いました。この場を借りて改めて厚く御礼を申し上げます。
第 18 回ビジュアル情報処理研究合宿 運営委員会 | |
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代表 | 井上和樹(早稲田大学大学院) |
副代表 | 神山拓史(明治大学大学院) |
運営委員 (50音順) |
須藤海 (東京大学大学院) 中本啓子(法政大学大学院) 西濱高志(和歌山大学大学院) 藤井亜希彦(東京電機大学大学院) 宮川翔貴(早稲田大学大学院) |
顧問 | 田代裕子(東京電機大学、VIP 運営事務局、画像電子学会) 伊藤貴之(お茶の水女子大学、芸術科学会事務局代表) |